サザエさんの青春
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シリーズ第3作。
ある日、磯野家に山中老人が訪ねてきた。フグ田君とサザエさんの婚約の使者としてである。サザエさんははりきった。そうして新たに花嫁修業を開始したのである。お母さんを説き、その主婦としての地位を継承し、料理、家計、育児などの家事見習いを断行することを宣言したのだ。その結果--コワレ物が続出し、家計は買物の時の珍計算で大赤字になった。さらに保険屋にはマンマとひっかかり、育児はミチ子さんの赤ん坊を借りたが、危くて見ていられぬと取り上げられて何の成果も得られなかった。