エマク・バキアを探して

1926年、マン・レイ(1890-1976)は、南フランスで一本の映像詩を制作する。作品は「エマク・バキア」と名付けられたが、バスク語で「放っておいて」を意味する。本作は、このマン・レイの映画とその題名に関するオスカー・アレグリアの疑問から出発する。題名は、映画の撮られたビアリッツ近郊の家の名に由来するのだろうか? あるいは、墓碑銘に因むものなのか?その家については、3つの手がかりしか残されていない。正面玄関、窓をはさむ二本の円柱、海岸沿いの一角。かつてのイメージによって探そうとしても、それは容易には進まない。アーカイヴのリストには何も残されておらず、現在では誰もその家のことを覚えていない。アレグリアは、偶然や風を頼りにして、答えを探し求めていく。

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