死の酸性雨が降り出した世界を舞台に、極限状況に陥った人々の決死の脱出劇を描く極限サバイバル・スリラー『ACIDE』(原題) の邦題を『ACIDE/アシッド』とし、8月30日(金)TOHOシネマズ シャンテ他にて全国公開されることが決定した。
もしも、ごく平凡な日常生活を営む私たちのもとに、空から硫酸のような雨が降ってきたら……。第76回カンヌ国際映画祭ミッドナイトスクリーニング部門やシッチェス・カタロニア国際映画祭に出品され、2024年セザール賞視覚効果賞にノミネートされた黙示録的な衝撃作が日本上陸。人、家、街、すべてを溶かしていく、超高濃度の死の酸性雨が降り出した世界を舞台に、極限状況に陥った人々のこの世の終わりからの脱出劇を描く。
監督は、イナゴの狂気を描いたホラー、Netflix映画『群がり』(21)で長編デビューを果たした新鋭ジュスト・フィリッポ。2作目となる『ACIDE/アシッド』では、ダイナミックなワイドショットと視覚効果を駆使して迫り来る“殺人雲”から降り注ぎ、人間や動物はもちろんのこと、車や建造物までも溶かす“死の酸性雨”の恐ろしさを生々しく映し出す。電力や水道などの公共インフラがたちまち無効化され、市民が身を隠せる場所すら失っていく壮絶なストーリー展開に戦慄せずにいられない。キャストには、フランス映画界の実力派俳優が集結。
主人公ミシャルを演じるのは、『冬時間のパリ』(18)『ベル・エポックでもう一度』(19)など数々の話題作に出演し、監督としても評価の高いギヨーム・カネ。そして2017年の『若い女』でセザール賞有望若手女優賞にノミネートされ、『シンプルな情熱』(20)におけるセンセーショナルな演技でも注目されたレティシア・ドッシュが、ミシャルの妻エリースを熱演している。
解禁されたポスタービジュアルは、アスファルトをも溶かしていく高濃度酸性雨の水溜まりが強烈なインパクトを放つデザイン。
水の中をよく見ると、どんよりとした空の反射と、まるで溶けていくかのように歪んだ女の子の顔が・・・。死の雨の恐怖を最大限に表現した日本完全オリジナルのおぞましいビジュアルとなっている。
同時に解禁された予告編では、突如降り出した強力な酸性雨が世界を変貌させていく様子がまざまざと映し出される。次々と街を破壊していく死の雨、逃げ惑いパニックに陥る群衆、懸命に生き延びようとするひと組の家族。圧倒的なリアリティと恐怖、息もつかせぬ展開を期待させる、緊迫感MAXの予告編となっている。
■『ACIDE/アシッド』予告編
8月30日(金)TOHOシネマズ シャンテ他全国公開