「SixTONES」としてデビュー後、京本大我が初の映画単独主演を務めることで話題を呼び、確かな演技力で魅了する古川琴音が初めて恋愛映画のヒロイン役に挑戦した注目の映画『言えない秘密』。本作のメガホンをとった河合監督といえば近年だけでも、映画『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』(19、21)や『総理の夫』(23)、『身代わり忠臣蔵』(24)で監督を務めるほか、テレビドラマのみならず配信ドラマも手掛けるなどジャンルを問わず演出家として活躍。本作は、物語の良さを軸にしながら、しっかりエンタメ作品として昇華できる監督という点から、数々の恋愛映画を手掛けてきた河合がメガホンをとることになった。
物語の中心となる湊人と雪乃を演じた京本大我と古川琴音について河合監督は「湊人は等身大の大学生であるけれど、トラウマを抱えた学生なので影がある。京本君はそれを自然体で演じられる本当に素敵な役者さんでした」と話し、「古川さんは当初からそのままがいいなと思っていました。彼女が持つ独特なオーラもマッチして雪乃をミステリアスかつ魅力的に演じてくれました」という2人の印象とともに「しっかり準備して撮影に臨んでくださったので大変なことはほぼなかった」と、京本と古川との撮影を振り返る。
先日行われた完成披露試写会で河合監督は、撮影現場では“言えなかった秘密”として「実は、モニターを見ながら自然と涙が流れてしまったシーンがある」と発表していたが、そこについて深堀りしてみると「湊人と雪乃が純粋にお互いを思いやる気持ち、2人のピュアな愛がモニターを通してひしひしと伝わってきて、思わず涙がこぼれてしまった」とその理由を明かした。数々の恋愛映画を手がけてきた河合監督をも圧倒した京本と古川の演技。今回解禁された写真でも、3人がモニターを真剣に見つめる姿から、本作への想いが伝わってくる。
登場人物の繊細な気持ちに寄り添い丁寧にキャラクターを描こうとした河合監督と、それに応え、見事にそれぞれのキャラクターを体現した京本と古川。本作での演技に注目だ。
6月28日(金) 全国ロードショー