1982年、イタリア。2人の美しい少年が死んだ―『シチリア・サマー』著名人より絶賛コメント到着&新場面写真解禁!

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11月20日(月)

少年たちの瑞々しい初恋を描いた実話ラブストーリー『シチリア・サマー』。

一足先に本編を鑑賞した各界の著名人より絶賛コメントが到着した。『愚行録』(17)をはじめ、多くの作品が海外映画祭に出品され世界で活躍する映画監督の石川慶は、「すべてがため息が出るほどに美しい。それが一気に瓦解するラストの展開に、すべての人が自分らしく生きられる世界であってほしいと祈らずにはいられなかった」と絶賛。『100回泣くこと』など数々のラブストーリーを世に送り出してきた小説家の中村航は、「純粋な愛の姿が美しかったり、無邪気で可愛いかったりするんだけど、その背景に深い哀しみのようなものが、どうしようもなく覆っている。でもだからこそ、その愛の美しさに心奪われてしまう」、さらに『君は月夜に光り輝く』の小説家・佐野徹夜も、「終わりに近づくにつれ、今まで観た映画の中で最も“この美しい景色と恋がいつまでも続いてくれたらいいのに”と感じた」と、少年たちのかけがえのない日々をより美しく昇華させたラストシーンについて言及した。また、YouTubeチャンネルでBL愛を語るなどBL好きを公言しているおかずクラブのオカリナは、「ジャンニとニーノそして景色が美しすぎて現実味がないのに実話だという衝撃が見終わった今も残っています」と、大きな印象を残したことを明かしている。ほかにも、SNSでも人気を集めるストリートスタイルフォトグラファー・ジャーナリストのシトウレイや、映画ライターのよしひろまさみちといった著名人らから感動の声が寄せられている。

【著名人コメント一覧(敬称略・順不同】
◆石川慶(映画監督)
シチリアの海の青も照りつける太陽も、フランコ・バッティアートの挿入歌も、そしてふたりの青年の恋も、すべてがため息が出るほどに美しい。
それが一気に瓦解するラストの展開に、すべての人が自分らしく生きられる世界であってほしいと祈らずにはいられなかった。

◆中村航 (「100回泣くこと」小説家)
一瞬も目の離せない素晴らしい映画だった。純粋な愛の姿が美しかったり、無邪気で可愛いかったりするんだけど、その背景に深い哀しみのようなものが、どうしようもなく覆っている。でもだからこそ、その愛の美しさに心奪われてしまう。万人に刺さる映画だと思う。

◆佐野徹夜 (小説家)
終わりに近づくにつれ、今まで観た映画の中で最も「この美しい景色と恋がいつまでも続いてくれたらいいのに」と感じた。人が持つ、愚かさ、残虐さ、冷酷さに茫然とする。二人の強い気持ちと死は本作を観る者の忘れられない記憶になる。

◆おかずクラブ オカリナ(芸人)
ジャンニとニーノ
そして景色が美しすぎて現実味がないのに実話だという衝撃が見終わった今も残っています。

◆SYO(物書き)
高く舞い上がり、弾けて輝いて消えた。
見上げた夜空に、かれらはもういない。
ただ、硝煙のにおいだけを遺して――。
この世界は、他者の恋路に構いすぎだ。
怒りと涙でかき乱されながら、悼んだ。

◆岡本太郎(ライター・翻訳家)
イタリアが歓喜に沸いた1982年の夏、自然に抱かれたシチリアの田舎町の緩やかな時の中で、友情から芽生えた無邪気な愛が熱く、頑なに乾いた土壌に奇妙な花を咲かせる。甘い郷愁を帯びた空色のもとで少年たちの純真さが哀しく、生き生きと大輪の輝きを放つ。

◆シトウレイ(ストリートスタイルフォトグラファー/ジャーナリスト)
大好きな人を見つめる潤んだまなざし、
くちびるに触れたくなる欲望と恐れ、
触れた肌から伝わる、泣きたくなるほどの熱い体温。
会えた時の嬉しさがあふれるその表情の、かけがえのない美しさ。

一緒にいたい、ただそれだけの愛の純粋がここにはある。
美しすぎる純愛は、結果人の命を奪ってしまった。

全ての人が、愛情を表現することを、ためらわず出来る世の中になりますように。

◆よしひろまさみち(映画ライター)
40年も前の事件なのに、今なお、そこかしこで起きている。子ども達の未来を奪う偏見と差別は、大人が変わらなければ止まらないことを伝える傑作。悲劇はもうたくさんよ。

◆石井勇一(OTUA/アートディレクター)
シチリアの広大で美しい大自然が二人を優しく包んでくれたように彼らにとって永遠に忘れられない記憶の断片を丁寧に切り取りました。
一夏の眩しすぎる二人は誰にも忘れられない花火の閃光となって胸に焼き付くはずです。

◆DIZ(映画アクティビスト)
エンドロールが終わっても受け入れられず、涙が止まらなかった。息が止まるほどまばゆい二人の少年の愛が目に焼き付いて、頭から離れない。しばらくは立ち直れそうにない。それでも悲劇が起こらないと変われない社会に終止符を打つために、多くの人に触れてほしい真実がある。

さらに、ひと夏を駆け抜けるように恋する2人のときめきを投影した追加場面写真も解禁!





また、アートディレクターの石井勇一が手掛けたことでも話題のポスターが、都内3劇場(新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク吉祥寺)で販売されることが決定。入場者プレゼントには、映画公式Xの人気投票にて1位を獲得したデザインが施されたポストカードが配布される。いずれも数に限りがあるので是非お早目にチェックして欲しい!

2023年11月23日(木・祝)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋ほか公開

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作品紹介

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