19歳の新人女優はその後の人生を一変させる映画への出演を決意する…『タンゴの後で』本編映像が解禁!

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7月29日(火)

『あのこと』や『ミッキー17』等での活躍が目覚ましいフランスの注目女優アナマリア・ヴァルトロメイを主演に、1970年代最大の問題作といわれた『ラストタンゴ・イン・パリ』の撮影で一生消えないトラウマを負った女優マリア・シュナイダーの人生を描く『タンゴの後で』より、駆け出しの女優マリア・シュナイダーがベルトルッチ監督と初めて会い、映画出演を決めるシーンの本編映像が到着した。

俳優であった父親の影響で女優を目指す19歳のマリア・シュナイダーは端役で映画に出演した経験しかなかったが、若くしてイタリアの奇才と注目を集めていた映画監督ベルナルド・ベルトルッチの新作映画への出演のチャンスを得る。だが、その映画は、お互いの素性を知らないまま、激しい肉体関係に溺れていく男女の物語で、19歳の少女には大きなリスクを孕むものだった。


ヌードシーンに懸念を抱く19歳の新人女優に「アーティスティックに撮る」と答えるベルトルッチ監督
本編映像は、『ラストタンゴ・イン・パリ』の脚本を読んだマリア・シュナイダー(アナマリア・ヴァルトロメイ)が、ベルトルッチ監督(ジョゼッペ・マッジョ)とカフェで会うシーン。年齢を聞かれ、「19歳」と明かすマリアに「ヌードシーンが多いと気づいたはずだ。嫌かい?」と彼女を気遣うと、「状況によります。セックスのシーンはどうすれば?」と不安を見せるマリアに「実際と同じ」と返す監督。その返事に戸惑いを隠せないマリアに「冗談だよ。アーティスティックに撮る」、「本作のテーマは“激しい肉体関係”だ」とマリアを説得する。そして、「相手役はマーロン・ブランドだ。君は彼に次ぐ主役になる」と明かし、ハリウッドスターとの共演に目を輝かせるマリアに、「役者を選ぶのは僕だ」とマリアを力強く見つめ、彼女は映画への出演を決意する。

『タンゴの後で』ベルナルド・ベルトルッチ監督とマリアのオーディション編

複数の役を一つに内包した存在<マリア・シュナイダー>を演じたアナマリア・ヴァルトロメイは次世代のレア・セドゥの如くスクリーンで輝く
「この映画の最大の挑戦は主演女優のキャスティング」と語るジェシカ・パルー監督。「マリアというキャラクターは非常に複雑で、一人の中にいくつもの側面を持っています。彼女は少女であり、女優であり、ドラッグに溺れた人物であり、傷ついた女性でもある――まさに“複数の役を一つに内包した存在”です」と語る監督の言葉を証明するように、映画監督と2人で話すシンプルなシーンの中で、少女が持つ恥ずかしげで純真な佇まいを見せながらも、挑戦したことのないヌードシーンへの不安を滲ませ、同時に大きな可能性に目を輝かせる表情でその時の心情を表現するアナマリア・ヴァルトロメイ。『ヴィオレッタ』(2011)などで幼少から映画界で活躍してきた彼女は、次世代のレア・セドゥの如く美しさと才能を開花させ、多くの映画監督や観客を魅了し、今後のフランス映画界をけん引する新たなスターとして活躍が益々期待される大注目の女優だ。

9月5日(金)、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開

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