2011年7月、27歳の若さで早逝した稀代の歌姫エイミー・ワインハウスの半生を描いた『Back to Black エイミーのすべて』。
11月19日(火)に彗星の如く現れて、若くして脚光を浴び、突然の名声に戸惑いながらも周りに流されず自分を貫いたエイミー・ワインハウスにちなみ、「佐久間宣行のNOBROCK TV」出演をきっかけに1万人以下だったYouTubeチャンネルの登録者数はいっきに30万人を超え、地上波の人気バラエティ番組にも出演が続くなど、短期間で大ブレイクを果たし、飾らない性格と鋭い大喜利で現在人気沸騰中の元AKB48福留光帆が登壇する公開記念イベントを開催した。
エイミーがグラミー賞5部門を受賞した際のライブ衣装とヘアメイクを再現した姿で登場した福留。エイミーコスプレの感想を聞かれると「今日からグッと気温が下がったので廊下とかトイレとか寒かった。エイミーさんは風邪を引かなかったのかと心配になった」と天然で返しつつ「なにぶん私はオパイが大きくないので谷間を書きました。分厚いヌーブラで盛ったけれどそれでも足りなくて。胸元に線があるの見えますか?これです」と自虐ぶっちゃけで笑わせた。
先んじて本作を鑑賞済の福留だが「洋画を吹き替えではなく、初めて字幕で観たので文字を読むのが大変だった」とまさかの感想を漏らしつつ「吹き替えではなく俳優ご本人の声を聞けて良かった。字幕だったけれど物語がスッと入って来た。誰かの人生を覗き見しているようで面白かった」と感動。「私もダメンズに引っかかるタイプなのでエイミーの気持ちはわかる。ついつい養ってあげたいと思っちゃう。何かに依存するという点は似ている」とダメ男に惹かれるエイミーに共感を寄せていた。
現在バラエティ番組を中心にブレイク中。「AKB時代は人気がなかったので機材の横でしか踊った記憶しかない。電源が入っているマイクを持ったのも最近。人気のない時はダミーマイクなので喋っても声が入らない。その時の私にエイミーなみの美声があったとしても誰にも届かない。今日も電源の入ったマイクを持てて嬉しい」としみじみ本物のマイクを撫でていた。
趣味は祖父、実父から引き継いだボートレースのギャンブル。福留は最近の仕事増量の実感もそこで得ているらしく「ボートレースが好きで賭け金のゼロが増えた時にブレイクを実感」と明かしつつ「でもこの話がSNSに上がるたびにお母さんから怒りのLINEが届く。以前とは違って怒りのLINEが毎日届くのでそれだけ見てもらえているのだと思っています」とポジティブに捉えていた。
ボートレースにはかなりハマっているようで「舟券を買えるようになって1年ですが、追いかけていて生活が苦しい。レース場のイベントにも呼んでもらうけれど、そこで賭けてしまうのでギャラをリサイクルしている。今日のイベントのお金も全部水辺に消えていきます」と悲しい予告をしていた。
見事に歌姫エイミー・ワインハウスに成り切ってイベントを盛り上げた福留。今後の目標を聞かれると「王道で悔しいけれど、お芝居をやってみたい。ちょっと波に乗って売れて『お芝居やりたい!』と言い出すのは自分的にはダサいかなと思うけれど」と照れつつも「みなさん、お願いします!お芝居がやりたいです!憧れは堺雅人さんです!」とかなり真剣。AKB48出身ゆえに「アーティスト役は?」と聞かれると「自分は音痴なので無理です。ごめんなさい!私が受けた時のAKBオーディションは歌唱審査はなかったので…」と聞かれてもいないことを暴露して最後まで爆笑を取っていた。
11月22日(金)より、TOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイントほか全国ロードショー